都市部における特産品販路開拓事業 3

高島市農産品認証制度マーク見直し案

【高島市農産品認証制度見直し】

 

■水想い ロゴコンセプト

 

農産品の認証制度の見直しにあたりまず考えた事は、1「生産者の共感」と2「顧客の共感」です。

 

これまでの認証制度は農薬や化学肥料の使用量をランク分けする指標的役割に終始していましたが、それは結果的に生産者と顧客双方にとってあまりメリットのあるものでは有りませんでした。

まず、調査の結果市内産の野菜が販売される道の駅にお越しの顧客は必ずしもオーガニックであることを求めているわけではないという傾向がありました。しかし一方で高島市を訪れるお客様は高島市の豊かで美しい水と自然環境を求めてやって来る方が多いと想定されます。

また、生産者側のヒアリングを進める中で多かった傾向は、オーガニックの野菜作りを目指す方は環境(主にびわ湖の水)に対する意識が総じて高いことが上げられます。

 

この双方の共感を得るために提案した言葉が「水想い」という言葉です。

このシールは「過剰な農薬や化学肥料を使わない」=「びわ湖の水資源を守る」=「身体に優しい」 という順番でユーザーとコミュニケーションすることで、これまで認証制度を意識して野菜を選んで来なかったユーザーに購買意欲と環境保全への参加意識を高めることを目的としています。

この考え方を表現するロゴマークには出来るだけ無駄な要素を排除しシンプルに「水」を象徴するものにしたいと考えました。

 

形状:水をイメージする「水玉」(円)としています。これは日本の日の丸の国旗が象徴するようにシンプルで強い印象を残しますし、円は「和」=「共感」をあらわすものです。

表情:水彩のにじみを使うことで直接的に「水」を感じさせています。一般的にロゴマークに滲みを使っている例は少なく他のロゴマークとの差別化を図ることが出来ます。

色彩:水をイメージさせる青系統のバリエーションを持たせています。ランク分けをする場合に活用出来ることを想定しています。

*最終的に市役所の方針が変わり、認証制度の見直しは行われませんでした。

 

■既存の認証制度ロゴマークシール

■リニューアル案

 

ディレクション 雨上(株) 平井俊旭

水彩 京都造形大学 ふちたしおり

デザイン 京都造形大学 水迫涼太

 

 

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